映像復旧の手順
損傷された映像を復旧するためにはDefrag(デフラグ)作業が必要です。復旧したい映像と同一カメラで撮影した他の正常な映像があれば作業時間の短縮ができます。
映像データ分析
正常な映像データの構造を分析し、損傷された映像の損傷個所を見つけます。
正常な映像のデータ構造と壊れた映像のデータ構造を比較して解決策を策定します。
シナリオ作成
分析したデータ構造に基いて作業のシナリオを立てます。
作業プラットフォームとなるデータベースを構築します。データのボリュームによりSQL、Access等を利用します。
ビデオカメラのファイルシステム、復旧対象のデータフォーマットに最適化されている復旧プログラムの使用が必要になります。
断片化されたデータを集め、ソートし、連続性を持たせるプログラムを作成します。
映像データ復旧(Customized Recovery)
映像データの構造、損傷の度合に合わせたプログラムを実行し映像復旧作業を行います。
プログラムを実行し断片化された対象データの拾い出し、ソート、連続性を有したデータ結合を行います。
上記で構築されたデータの検証を行い、必要であればプログラムの修正により完成度を高めていきます。
複数の映像データが同一記憶媒体に断片化された状態で在る場合には、この作業は複雑なものになります。
復旧データ検証(Verification Process)
お客様から頂いた復旧データ量、ご要望のデータ有無等の情報に基づき、該当データの最終動作確認を行います。
依頼書に明記されている映像、再生時間が一致するかを確認します。
映像が途切れることなく再生されることを確認します。
映像と音声が同期していることを確認します。