✓ まず、自己診断を!

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✓ まず、自己診断を! 2025-11-14T17:33:17+09:00

まず、自己診断を!

データトラブルは突然発生しがちですが、冷静な対応がデータ復旧成功の鍵となります。
データ復旧の最初の第一歩は、そのトラブルが「論理障害」「物理障害」のどちらであるかを判断することです。

例えば、物理障害が疑われる場合は「通電を止める」、論理障害が疑われる場合でも「データ復旧ソフトを試すことを止める」といった行動です。

こうした適切な初期判断と行動こそが、データ復旧を成功させるための最も重要な第一歩となります。

障害区分は論理障害物理障害の2つに大別されます

論理損傷(分解不要

2物理損傷(分解必要

ハードディスク、SDカード、ビデオカメラ、ICレコーダー等の損傷区分も上記のUSBメモリ損傷区分と同様です。

障害区分を知っておくことのメリット

1  2次損傷を未然に防げます。
  適切な自己診断ができれば、このような事態を未然に防げます。

  • ハードディスクから「カチカチ」「ガリガリ」といった異常な音が聞こえたら、それは深刻な物理障害が発生し、内部の部品がディスクを傷つけ始めている動かぬ証拠です。
    この危機的状況で以下の行動を取ると、致命的な二次損傷を引き起こし、データが永久に復旧不可能になる最悪の事態を招きます。

    危険な行動 理由 (データ破壊のメカニズム)
    通電を続ける(電源ON) 故障した部品が動き続け、データ記録面を削り取り、損傷を拡大させ
    ます。
    データ復旧ソフトを実行 ドライブに負荷をかけ、物理的な破壊のスピードを加速させます。
    何度も再起動を試みる 起動のたびに部品が動作し、損傷を重ねることで、復旧の可能性を
    ゼロに近づけます。

     

2  高額な物理復旧費用を支払うのを避けられます。

  • 論理障害であれば、比較的安価な復旧ソフトで対応できる可能性があります。障害状態が分かっていれば、専門業者に相談する際も論理復旧の見積もりから依頼でき、高額な物理復旧費用を支払うのを避けられます。

3  業者とのスムーズなコミュニケーション

  • 専門業者に相談する際、「パソコンは認識しているがデータが見えない**(論理障害の可能性)」や「電源を入れてもカチカチ音がする(物理障害の可能性)**」といった具体的な状況を伝えられます。
    これにより、業者側も迅速かつ正確に初期診断の方針を決定でき、復旧までのリードタイムを短縮できます。

1論理障害 (データ復旧ソフトで対応可能なトラブル)

論理障害とは、「ハードディスク、SSD、USBメモリ、SDカードなど」の機器本体は無事でも、「中身のデータを削除した、データが壊れてしまった」という状態をいいます。障害のうち、約80%はデータ復旧ソフトで解決できる論理障害です。

 

1-1 代表的な症状

症状 詳細
・削除した 誤操作・人為的ミスで必要なファイルを誤って削除した。フォーマットした。
・フォーマットの要求 ドライブにアクセスしようとすると、「フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」というメッセージが表示される
・アクセス不能 ドライブとして認識はされるが、「アクセスできません」といったエラーメッセージが出て、中身が開けない。
・ファイルシステムの異常 特定のファイルやフォルダが突然消えている、または開こうとすると「ファイルまたはディレクトリが壊れている」と表示される。
・OSの起動不良 パソコンの電源は入るが、WindowsなどのOSが起動しない、またはブルースクリーンが表示される。

1-2 論理障害が発生した際の対処法

論理障害の場合、データ復旧ソフトを使って自力での復旧を試みられるケースもありますが、状態を悪化させるリスクがあるため、慎重な判断が必要です。

  1. 即座に電源を切る: これ以上データが上書きされたり、損傷が進んだりするのを防ぐため、すぐに電源を抜くなどして停止させます。
  2. 安易に操作しない: 「フォーマットしますか?」と聞かれても、絶対にフォーマットしないでください。データを完全に消去することになります。
  3. 重要なデータの場合: 失敗のリスクを冒したくない重要なデータであれば、迷わずデータ復旧の専門業者に相談するのが最も安全で確実です。

1-3 依頼時注意点

論理障害のうち、約80%はデータ復旧ソフトで解決できる論理障害です。データベース、動画データなど一部を除いて論理障害はどの会社で対応ができます。しかし、復旧結果とサービス料金は会社こと千差万別です。これは間違いない事実です。
データベース、動画データ等は論理障害ながら市販復旧ソフトでは完全対応ができません。高度な専門技術が必要です。
当社ではデータベース、動画データのトラブルにも適切に対応することができます。

論理損傷の場合、ハードディスク(HDD)やSSD、USBメモリなどの原本記憶媒体は、データ復旧会社に依頼する前に必ず複製を作成してから写本をお渡しすることをお勧めします。

2物理障害 (専門業者での対応が必要なことが多いトラブル)

物理損傷(Physical Damage)とは保存機器(外付けHDD、USBメモリなど)自体が物理的に故障しているため、パソコン上で正常に動作しなかったり、全く認識されない状態をいいます

2-1 代表的な症状

症状 詳細
・固まってしまう 極端に読み込みに時間がかかる(不良セクター)。
・落下、水没、経年劣化 カチカチ」「カタカタ」「ジー」といった異音や、焦げ臭いにおいがする。BIOS/OSでドライブ自体が認識されないことが多い。
・通電不能 電源を入れても全く反応がない。
・切断 USBメモリの接続端子が折れてパソコンに繋げない。

2-2 物理障害が発生した際の対処法

物理障害の疑いがある場合、すぐに電源ケーブルを抜いて通電を停止しデータ復旧の可能性を最大限に高めるために、以下の操作は絶対にお控えください

  1. 即座に電源を切り、使用を停止する:これが最重要です。異音が出ている状態で通電を続けると、ヘッドがプラッタを傷つけ、データが完全に破壊されるリスクがあります(スクラッチの悪化)。
  2. 動かさない・振動を与えない:デバイスを静かな場所に平らに置き、そのままの状態を保ちます。衝撃や振動は内部の破損をさらに進行させます。
  3. データ復旧ソフトを試すを止める:物理障害には効果がなく、かえって状態を悪化させる可能性があります。

物理障害の疑いがある場合は、データ復旧の専門業者にご相談されることを強くお勧めします。

2-3 依頼時注意点

物理障害のデータ復旧には、装置の分解・部品交換など、極めて専門性の高い作業が必須です。

復旧率は技術者の専門性と経験に大きく左右されます。最も危険なのは、専門的な技術が不足している会社に依頼し、さらに状態を悪化させる二次障害を引き起こす)ことです。一度二次障害が発生すると、データ復旧が永遠に不可能になるケースもあります。

当社の確かな復旧実績をぜひご参考ください。
他社では対応不可能とされた媒体からも、多くのお客様の大切なデータ取り戻した実績があります。

遠隔診断サービス

自己診断が困難な方は遠隔診断サービスをご利用ください。

お客様へ

データ修復は大多数のお客様にとっては一過性の問題であり、修復作業内容への不明、緊急度によっては法外な費用を支払う事もあります。ですが、論理か物理かという障害内容の切り分けだけで依頼の内容も判断がつきそれに伴った修復費用・工数も目処がつきます。
データ復旧会社の選定でお悩みの方、当社へご相談下さい。
お客様の納得のいく作業内容、それに伴った見積もりを提示し、不幸にして修復不可となった場合でも技術的なご説明をさせていただきます。
ご用命をお待ちしております。