ハードディスク復旧

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ハードディスク復旧 2019-03-27T20:44:47+09:00

ハードディスクデータ復旧

主な復旧成果事例

下記に羅列した事例は映像で起り得るトラブルです。(全て解決済み)
当社はハードディスクの種類・症状問わず対応ができます。
万が一、お客様が抱えているトラブルに対して類似な事例がなくても遠慮なくご相談下さい。

1/9 受付番号
→ H05-06P46

2/9 HDD 3TB
→ 依頼品イメージ

→ お客様からお問い合わせ内容
3TBの外付ハードディスクが31.9GBとなり元々の3TBに戻りません。 なお他社に修復依頼しましたが、「ディスク面の損傷により、HDDの情報が記録されたエリアが物理的に読み取れなくなっている可能性が高い」と診断され修復不可で戻ってきました。 修復できるのであればよろしくお願いします。

3/9 依頼時の状態
→ カチャ~カチャ...異音発生

4/9 他復旧会社経由有無
→ 有り

5/9 診断結果
→ ヘッド損傷及びプラッターに大量の不良セクターあり

6/9 作業内容
→ ヘッド交換(3回)をして正常な領域のデータを確保しました。

7/9 復旧データ容量
→ 643 GB

8/9 作業時間
→ 約12日

9/9 復旧データ状態

損傷の状態から見ますと想定していた結果より良好でした。

コメント:他社で復旧を断られたケースですが、面倒な復旧作業は回避される事もあるのでしょう。
諦めないでご相談下さい、弊社は復旧可能なケースで作業を了承いただけば最善を尽くします。

上記を一連の流れでまとめました。



1/9 受付番号
→ E12-18FL5

2/9 HDD 320GB
→ 依頼品イメージ

→ お客様からお問い合わせ内容
巡回冗長検査(CRC)エラーというメッセージが出て使用できなくなった。

3/9 依頼時の状態
→ 不良セクター有り

4/9 他復旧会社経由有無
→ なし

5/9 診断結果
→ フラッターに大量の不良セクターあり

6/9 作業内容
→ 不良セクターを省いて正常な領域のデータを復旧しました。

7/9 復旧データ容量
→ 37 GB

8/9 作業時間
→ 約2日

9/9 復旧データ状態

コメント:経年劣化によって発生しやすい。

サービス料金

HDD容量 論理障害 物理障害
~       1 TB ¥   35,000 ¥ 70,000
~       2 TB ¥   37,000 ¥ 85,000
~       4 TB ¥   39,000 ¥ 98,000
~       6 TB 相談要 相談要
~       8 TB 相談要 相談要
  • 他社で復旧できなかった媒体も承っております。
    但し、復旧成功時のサービス料金は割増されます。

  • 復旧までの所要時間はハードディスクの損傷の具合によって異なります。
    ・1TBの場合、論理障害は1日内、物理障害は1日~7日

  • データ復旧の度合いは復旧作業後に判ることとなります。

ハードディスクとは

ハードディスクとは磁性体でコーティングされたアルミニウムの原板にデータを保存できるように作られた磁気保存体です。PCB、モーター、プラッター等のハードウェアとファームウェアで構成されています。 PCBは、ハードディスクの作動を制御し、モーターはプラッターの回転をヘッドはプラッターにデータの読み書きを行います。
ハードディスクは物理的な要素である各部品とコンピューターのOS(オペレーティングシステム)に該当するファームウェアがあり、主要なファームウェアの損傷が発生する場合にもハードディスクの作動に障害を発生させたりします。

ハードディスクの構造

  • プラッタ(Platter)

非磁性体であるアルミニウム円板表面に磁性体の酸化金属膜を両面にコーティングした仕組みで、データが記録されるパーツです。微細な傷だけでもデータの読み書きが難くなります。 衝撃を与えたりPCを正常に終了しなかった場合、損傷され易いパーツです。

  • ヘッド(Head)

プラッター表面にコーティングされた磁性体を磁化/消去して情報を保存/削除したり、保存された情報を読む(read)装置であり、ヘッドとプラッターの間の間隔は髪の毛よりも小さい間隔で離れています。 動作中に振動を与えた場合ヘッドまたはプラッターが損傷します。

  • ディスクモーター(Disk Motor)

プラッターを回転させるための部品です。 使用量によって劣化し性能が低下していきます。衝撃を与えるとモーターが偏って回転がしなくなります。

  • アクチュエータ(Actuator

ヘッドを動かす装置です。 ハードディスク回路基板(PCB)から制御信号を受け、actuator用駆動装置はヘッドが装着されたアーム(arm)を指定した位置まで移動します。 ヘッドを動かす駆動装置は、線形モーター(linear motor)を使用しますが、このモーターは水平に動きます。 ヘッドが取り付けられたアームとその反対側のコイルが巻かれたモーターの部分は互いに接続されており、その中央の支点を回転軸としてそれぞれ反対方向に動作します。 線形モーターが左に動くと、ヘッドは右に移動します。

  • PCB(Printed Circuit Board)

ハードディスク(HDD)の下部には回路基板(PCB)があります。 PCBは電源用コネクタ、信号用コネクタ、control chip、buffer memory、LEDなど多くの電子部品及びBIOSから構成されています。 回路基板は放熱、修理などの目的で露出した形で作られているので故障し易い個所です。

ハードディスク障害時の主な症状

フォーマットして下さい

詳細

ファイル・フォルダ削除

詳細

文字化け

詳細

固まってしまう

詳細

ハードディスク異音

詳細

電源投入後反応なし

詳細

容量変更 ( 1TB→32MB )

詳細

火災・浸水

詳細

ハードディスク障害症状の詳細

フォーマットして下さい

症状
原因 不良セクター、ファイル情報損傷
対策 ①不良セクターが有る場合、通電するたびに損傷領域が広がってしまうので、すぐ電源を切断します。
②2次障害復旧作業を進める前にディスクを複製しておきます。
備考 不良セクターが有る場合は不良セクターの領域によって復旧率が異なり、作業を開始しないと分りません
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約1日
作業難易度  ・  ・ 

ファイル・フォルダ削除

症状 誤削除、フォーマット
原因 削除した、フォーマットした、OSを再インストールした。
対策 2次障害復旧作業を進める前にディスクを複製しておきます必須)
一般販売されている復旧プログラムだけで対応ができます。
但し、復旧データの保存先を間違ってしまうと要望のデータが上書きされてしまう恐れがありますので、ファイルシステムに対する十分な知識が必要です。
備考 削除後、大量のデータを追記・移動等がなければ復旧結果は良好な結果が期待されます。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約1日
作業難易度  ・  ・ 

文字化け

症状
原因 ①不良セクターがある。
②ファイルシステム情報の損傷がある。
対策 ①不良セクターが有る場合、通電するたびに損傷領域が広がってしまうので、すぐ電源を切断します。
②2次障害復旧作業を進める前にディスクを複製して置きます。
備考 不良セクターが有る場合は不良セクターの領域によって復旧率が異なり、作業を開始しないと分りません。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約1日
作業難易度  ・  ・ 

固まってしまう

症状
原因 ①不良セクターがある。
②ファイルシステム情報の損傷がある。
対策 ①不良セクターが有る場合、通電するたびに損傷領域が広がってしまうので、すぐ電源を切断します。
②2次障害復旧作業を進める前にディスクを複製して置きます。
備考 不良セクターが有る場合は不良セクターの領域によって復旧率が異なり、作業を開始しないと分りません。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約1日
作業難易度  ・  ・ 

ハードディスク異音

症状 カチャ~カチャ~ 異音がする。
原因 ①落下・衝撃等によるヘッド損傷
②経年劣化によるヘッド損傷
対策 ①ハードディスクから異音がする場合はすぐ電源を切断します。
②ハードディスクのヘッドを交換します。
正常なハードディスクを用意して正常な領域のデータを復旧します
損傷されたヘッドがプラッタを傷つけてしまうとデータ復旧が極めて困難になります。
ハードディスクから異音がする際には試しで繰り返し通電をするのが一番危険です。
備考 損傷の度合いによりますが、衝撃等によるヘッド損傷の場合はプラッタの傷さえなければ復旧率は良好のケースが多いです。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約5日
作業難易度  ・  ・ 

電源投入後反応なし

症状 電源を投入してもなんの反応なし
原因 ①経年劣化による回路基板(PCB)損傷
②浸水・火災等による回路基板(PCB)損傷
対策 ①ハードディスクから異音がする場合はすぐ電源を切断します。
②ハードディスクのヘッドを交換します。
③正常なハードディスクを用意して正常な領域のデータを復旧します

※損傷されたヘッドがプラッタを傷つけてしまうとデータ復旧が極めて混乱になります。
ハードディスクから異音がする際には試しで繰り返し通電をするのが一番危険です。
備考 損傷の度合いによりますが、衝撃等によるヘッド損傷の場合はプラッタの傷さえなければ復旧率は良好のケースが多いです。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約5日
作業難易度  ・  ・ 

ハードディスク容量変更(1TB→32MB)

症状 1TBのハードディスクの容量が32MBに変更された(32MBとしてしか認識されない)。
原因 ROMのファームウェアの損傷
対策 ①同じ仕様のハードディスクからファームウェアを移植します。
正常なハードディスクを用意して正常な領域のデータを復旧します
備考 損傷されてるファームウェアの更新ができればほぼ元通りに復元ができます。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約5日
作業難易度  ・  ・ 

浸水・火災

症状 浸水・火災等、自然災害による物理的な故障
原因 浸水・火災等、自然災害による物理的な故障
対策 ①回路基板の交換を行います。
正常なハードディスクを用意して正常な領域のデータを復旧します
備考 損傷されてるファームウェアの更新ができればほぼ元通りに復元ができます。
復旧所要時間 ハードディスク容量 500GBの場合は、約5日
作業難易度  ・  ・ 

データ復旧作業の手順(6段階)

1.ハードディスク診断

ハードディスクを受領次第、専門のエンジニアが状態確認等の診断作業を行います。(診断所要時間は約30分程度です。)
診断後、ハードディスクの状態と復旧までの所要時間・サービス料金等を見積書としてご案内させて頂きます。

  • 復旧までの所要時間・サービス料金はハードディスクの損傷の具合によって異なります。

  • データ復旧の度合いは復旧作業後に判ることとなります。

2.ハードディスク複製

デュプリケイターソフトを利用してハードディスクの複製作業を行います。所要時間はハードディスクの容量と状態によって異なりますが約1日内で処理できます。

  • 重要な作業です。ハードディスクを複製することで原本データの2次損傷を予防することができます。

  • ハードディスクが通電しなかったり、異音がする等物理的に壊れた際にはハードディスクの修理作業が伴います。

3.ハードディスクデータ分析

ハードディスクから要請されたデータを復旧するためにデータを分析するプロセスです。

  • 所要時間はインターフェースがSATAの場合100GB当り、約30分程度掛ります。

4.ハードディスクデータ復旧

上記3.ハードディスクの分析段階で取得した情報を参考にして復旧作業を行います。

  • ハードディスクのファイルシステム、復旧対象データフォーマットに最適化されている復旧プログラムの使用が必要です。弊社では各種の組み合わせが可能な復旧プログラムを有しております。

5.データ復旧検証

お客様から頂いた情報に基づき復旧データ量、ご要望のデータ有無、データの動作確認を行います。

  • 復旧結果が良くない場合はカスタマイズ 復旧作業を行います。
    例1.映像ファイルが再生できない。
    例2.データベースファイルがマウントできない。等々。

    *カスタマイズ 復旧作業時には復旧ブログラム開発が必要です。

6.復旧データ報告

復旧したデータを整理してデータ復旧結果のご報告をさせて頂きます。

  • 復旧データのリストを作りご提示させて頂きます。

    • 写真データの場合はイメージファイルを提示させて頂きます。